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読書のすすめ 『逝きし世の面影』 明治維新とはなんだったのだろうか。 [2018年04月18日(Wed)]
つまり、情勢に迫られてやっただけのこと。ウェスタン・インパクトによる緊急避難が明治維新だったのです。
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1910年代の銀座(写真:MeijiShowa.com/アフロ)

1873(明治6)年に来日し、38年間を過ごした英国人バジル・ホール・チェンバレンは1905(明治38)年に、『日本事物誌』でこう記している。

<一般的に言って、教育ある日本人は彼らの過去を捨ててしまっている。彼らは過去の日本人とは別の人間、別のものになろうとしている>(『逝きし世の面影』)

外国人から見ても大きな変化が感じられていたのが、江戸から明治への移行だった。

付記
江戸時代というのは良き時代であったといわれる。まず、うつ病になる人がいなかった社会である。

身分制社会は、良し悪しは言われるが、職業は親の職業を継げばよかったので余計な競争というものがなかった。競争からくるストレスというものがなかったのでうつにならなかった。

平和で自然に暮らしていける社会であった。

また、社会保障とか生命保険というものはなかったが、そういうものは必要なかった社会であった。困ったときは周りのものが助けてくれた。或いは家族、一族の助け合いがあった。

落語にある熊さん,はっさんの世界で、しょうゆやみそがなければ隣に借りに行く、もめごとが起これば大家が仲裁するなどという自然調和の世界で幸せな世界に日本人は生きていた。

それをぶち壊したのが、星条旗をなびかせた黒船であった。
日本人はすっぱりとその良き世界を捨て去り新しい日本人に代わっていった。

ストレスとうつ病と認知症が蔓延する社会に変わった。それがよかったかどうか。
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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 14:46 | 読書のすすめ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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