
データ 2018/4/10 18:22
日本経済新聞
早稲田大学の高谷雄太郎講師と東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームは、日本の最東端にある南鳥島(東京都)周辺の海底下にあるレアアース(希土類)の資源量が世界の消費量の数百年分に相当する1600万トン超に達することを明らかにした。
詳細な資源量を明らかにしたのは初めて。レアアースを効率よく回収する技術も確立した。政府や民間企業と協力して採掘を検討する。
南鳥島沖の海底からレアアース泥を引き揚げる
レアアースはハイブリッド車や電気自動車、風力発電機などの強力な磁石、発光ダイオード(LED)の蛍光材料といった多くの最先端技術に使われる。
だが、中国への依存度が高いのが問題視されてきた。日本の排他的経済水域(EEZ)に眠る資源を取り出すことができれば資源小国から脱却できる可能性がある。
付記
このレアアースの情報はすばらしい価値を持つ。
日本は火山列島の国であるので、地震・津波の国でもある。しかし、海底火山もたくさんありその周辺には,金銀などが含まれる土壌が広がっている。
また、メタンハイドレートなどの石油に代わるエネルギー源が日本近海に眠っていることは知られている。
要は、経済コストに見合う技術の開発で、これらの地下資源、海底資源を採掘することができれば日本は一気に資源大国となる。
約1000m前後の海底からの採掘技術の確立が急がれる。
日本の排他的経済水域はかなり広くありこの面積を加えると、日本は世界で6位くらいの支配面積を持つといわれる。
開発力をつけることである。