東京都慰霊堂前で線香を手向け、手をあわせる人たち=東京都墨田区で2018年3月10日午前10時21分、和田大典撮影
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一夜にして10万人が命を奪われたとされる東京大空襲から73年となった10日、東京都墨田区の都慰霊堂で「春季慰霊大法要」(都慰霊協会主催)が営まれた。
大空襲と関東大震災の犠牲者を追悼する式典で、遺族ら約600人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。
毎日新聞2018年3月10日 11時26分(最終更新 3月10日 11時32分)
付記
3月10日の東京大空襲は、アメリカ軍による市民の大量虐殺であったといっていいのではないか。
b29爆撃機の大編隊で、ちょうど円を描くように焼夷弾(ガソリンを入れた爆弾)を大量に投下してその円内の日本人を焼き殺したという。
爆撃の目的が日本人を焼き殺すことを目的とした爆撃であった。10万人もの非戦闘員が殺された。戦争中とは言え、何でもしてよいというものではなかろう。
日本側も、学童は疎開させたが、市民の疎開は禁じられていたことにより、被害を大きくしたという側面を忘れてはならない。消火設備の不備もあった。
また、地下鉄の中に退避するのも禁じて入り口を閉鎖していたと聞く。これらは国の方針が誤っていたというということである。
イギリスでは地下道に市民を退避させ、ドイツからのロケット弾攻撃にたえたという。
追悼式では、戦争の残忍さと不戦を強く訴え、また、様々な角度からのこの爆撃の検証を行い今後の対策を講じておくべきである。戦争以外でも地震等の災害が起こりえるのだから。
市民の安全のため、地下鉄の中に市民を退避させる、或いは地下駐車場を沢山建設しておきそこに市民を退避させるなどの不測の事態に備えた対策の検討と実施が必要であろう。