
【2017年3月3日 AFP】スウェーデン政府は2日、2010年に廃止していた徴兵制を復活させると発表した。
18歳の男女を対象に来年(2018年)から兵役に就かせる。ロシアがバルト海(Baltic Sea)周辺で活動を活発化させるなど、世界的な安全保障環境の変化に対応する。
ペーテル・フルトクビスト(Peter Hultqvist)国防相はAFPに対し「ロシアが(ウクライナの)クリミア(Crimea)を併合した現状がある」と指摘。
さらに「ロシアはわが国のごく近傍での演習を増やしている」と警戒感を示した。
フランスの大統領も徴兵制を検討していると言明している。イギリス、ドイツも徴兵制への動きが活発化しているとのこと。
スエーデンでは女子も兵役義務がある。韓国では義務は男性だけで、女性は志願制になっている。
ヨーロッパの動向は底流では、日本が考えている以上に軍事的な緊張が高まっているのかもしれない。ヨーロッパの動きを注視しておかねばならない。
安倍政権も、憲法改正により自衛隊を憲法上の位置付けをして、合わせて国民に国を守る義務を課してくることに流れていくかもしれない。。
