
松岡洋右元外務大臣を見直そう
松岡元外相は、ドイツ、イタリアと三国同盟を結ぶなど 戦前に活躍した外相であり、日本の敗戦後、悪く言われ ている外交官であり政治家である。
しかし歴史ということを認識するというレベルからみると、戦勝国による歴史観が敗戦国に 押し付けられる傾向があり、歴史とは勝者が描く物語である ともいえるのではないか。
人物の評価もそういうことになるのではないだろうか。
そのように理解しなければならないと小生は思う。 何故なら滅ぼされたカルタゴはローマ史を語れないのだから。
後世に生きるものは、亡ばされた側のことも推測せねばならないということである。
日本の戦後史はアメリカ軍によって意図的に、アメリカを 賛美するように誘導されたといっても言い過ぎにならぬであろう。
アメリカから見れば、アメリカに対抗するために三国同盟を結ぶことはとんでもないことなのだから、断罪するに値することなのである。