認知症を防ぐには 認知症が怖い [2016年08月22日(Mon)]
|
認知症を防ぐには 認知症が怖い
高齢者社会になって、大きな問題となってきているのは、 認知症患者の急激な増加です。2011年8月の時点で全国に 約300万人以上の患者がおり、今後も患者が増えつずける ことは間違いなく、本人もさることながら、周辺の家族にも 多大な負担をかけることを引き起こします。 また、厄介なことに本人が認知症であることを気がつかない、 家族も気がつかないケースも多くあり、おかしいと思った時は かなり進んでしまっていることが多分にあります。 認知症とは脳の細胞の死滅なのでその働きに障害がおこり、 生活に支障がでる状態をいいます。物忘れが激しくなるほか、 自分の場所がわからなくなったりします。いわゆる迷子になって 自宅に帰れなくなるような状態なります。小生も迷子になり警察に 保護された利用者を迎えに行ったこととか、デイサービスの施設から 勝手に抜け出し、転倒して病院に搬送されたというようなケースに 遭遇しています。 原因には複数のタイプがあり、脳に異常物質が溜まるアルツハイマー型 認知症が日本人には最も多いと言われています。 このほかにも脳血管症なども有ります。 認知症の医療体制を整備するため一定基準を満たした各地の精神科病院などを 認知症医療センターと認定しています。専門病院に相談するのも一つの方法です。 認知症は家族などの廻りの人の接し方が大切です 。家族にきちんと認識してもらうためにも、認知症のなかでもどのようなタイプなのか を知るためにも専門医の診断を受けておくべきでしょう。 診断や治療には健康保険が使えますが、まだ、認知症の進行をある程度 とめる医薬品があるというレベルにとどまっています。 認知症の症状 *脳細胞の死滅など アルツハイマー型=脳に異常物質が溜まる 脳血管症=脳梗塞や脳出血による このほかの様々な原因がある。 *中核症状 記憶障害―新しいことを記憶できない。さっき聞いたことを思いだせない。 見当識障害――時間、日時、季節、場所の感覚が薄れ、自分の年がわからなくなる 理解・判断力障害――考えるスピードが遅くなったり、ささいな変化で混乱したりする 実行機能障害――計画を立てて物ごとを進めることが出来なくなり、献立を考えて 買い物をし、料理を作るなどは困難に。 *本人の性格、おかれた環境、心理状態によっては *周辺症状(BPSD)――うつ状態、はいかい、興奮、暴力、不潔行為、幻覚妄想など 夜起きだしてうろうろしたり、興奮して錯乱状態になったりする などの“せん妄”からだの病気で引き起こされることもあるので注意が必要。 脱水で起こることも。 認知症の医療体制 *認知症疾患医療センター 身体的検査、神経心理的検査、など総合評価が可能な病院、全国に120ケ所 精神科病院が該当することも多いが、大学病院が担うことも。 *内科などの掛かり付け医 *認知症サポート医 地域で認知症医療の中核を担うため研修を受けた医師がいる医療機関。全国に1700人 *物忘れ外来、精神科、精神内科などの医療機関 *地域包括支援センター 介護拠点でも相談に応じてくれる。 認知症の予防 現段階では、認知症の予防の決め手がないのが実情と考えておくしかないと思います。 適度な運動 バランスの良い食事 ストレスの軽減 といった生活態度は認知症にも良いそうです。 やはり、一番は”ストレスのない生活”となると思います。個人的には予防はこれしかないと。 |



