• もっと見る
<< 2022年06月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
現在は、弾道ミサイル搭載潜水艦による抑止力が、大きな戦略的な軍事力と なっている。 [2017年10月14日(Sat)]
kokuryue1.jpg

gensen3.jpg
小生の個人的な見解であるが、中国の領土的拡張方針は漁業の拡大と海底資源の確保ということが基本にあるが、 南沙諸島の問題は軍事的な面の要素の方が大きいと考える。

現在は、弾道ミサイル搭載潜水艦による抑止力が、大きな戦略的な軍事力と なっている。その潜水艦を、宇宙衛星やレーダーなどでいかに捕捉されないか ということが重要なポイントとなる。

万が一の場合、位置不明の潜水艦による海底からのミサイルによる反撃に対する 防御の手立てがないということであるからだ。

中国の潜水艦の基地は海南島にあり、そこから発進する潜水艦をいかに捕捉させずに 潜航させるか、敵側にその動静を感知させないかということが中国の眼目である。

多分に海南島の通信基地と、南沙諸島の通信基地とを電波で結び、上空からの探索を 目くらませにすることが目的ではないか。そのために南沙諸島の基地増強を急いだ と思う。

現在は、アメリカは中国の潜水艦の動向を把握できなくなっているのではないか。 だとすれば、中国の基地建設は成功したといえる。

gennsen2.jpg

ちなみにロシアの潜水艦基地はカムチャッカ半島にあるという。オホートク海から 千島列島を通過して太平洋に出ている。

ロシアの潜水艦の動向もアメリカは 把握できていないのかもしれない。(択捉島、国後島の位置はそのロシア潜水艦を探知できる位置にあることが返還交渉を難しくしている。)

それでアメリカは潜水艦哨戒機を日本に大量に 売りつけ、北方を哨戒させロシア潜水艦の動向を把握しようとしていたのである。

日本の航空自衛隊がアメリカのシステムの中に組み込まれている一例である。

視点を変えれば、アメリカ、ロシア、中国の原潜の動向をお互いが把握できない という状況は、相互の戦争の抑止力になっている。
gennsenn1.jpg


補足
北朝鮮が潜水艦からの弾道ミサイルの発射の実験と実用化を急いでいる理由はここにある。

だが潜水艦は長期に潜航できなければその隠密性はないので、その技術がない北朝鮮の潜水艦は今のところアメリカの脅威とならないだろう。

日本の潜水艦にはその技術(長時間潜航という)をすでに具備している

ダウンロード.jpg

Posted by ゆう東洋医学研究所 at 10:59 | 戦争と平和 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
この記事のURL
https://blog.canpan.info/medicalyou/archive/586
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
タグクラウド
プロフィール

ゆう東洋医学研究所さんの画像
https://blog.canpan.info/medicalyou/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/medicalyou/index2_0.xml