
【北京=西見由章】ロシアと中国の海軍は18日、極東ウラジオストクの軍港周辺で合同軍事演習を開始した。22〜26日には日本海とオホーツク海の海上で演習を実施する。
北朝鮮の核・ミサイル開発を受けて、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備や合同軍事演習など朝鮮半島周辺で軍事圧力を強める米韓や日本を牽制(けんせい)し、中露の緊密な連携を誇示する狙いがありそうだ。
中国国営新華社通信などによると、中国はミサイル駆逐艦とフリゲート艦、補給艦、潜水艦救難艦の4隻と陸戦隊(海兵隊)を派遣。中露海軍から計13隻の艦艇や潜水艦が参加する。
