ロシアのプーチン大統領が北朝鮮への圧力について、大きな紛争を招く可能性があると指摘しました。

プーチン大統領は９月１日に大統領府のウェブサイト上でコメントを発表し、「核やミサイルの計画をやめさせようと圧力をかける政策は誤りで、むだなだけだ。

挑発や圧力、攻撃的で侮辱的な言葉の応酬を続けてもその先には何もない」などと言及。
その上で、朝鮮半島情勢は「大規模な紛争に発展する手前」まで悪化したと懸念を表明しました。

アメリカを中心とする国連加盟国は８月２９日の北朝鮮のミサイル発射を受けて制裁を強化する方向で動いていますが、これを牽制する形でプーチン大統領がコメントを発表したと言えるでしょう。

ロシアや中国は北朝鮮への追加制裁には否定的で、各国の思惑も入り乱れて混迷しています。


プーチン大統領「北朝鮮への圧力はむだなだけ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170902/k10011123271000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003