
この歳になって最近、旨い焼酎に出会った。大久保酒造の“侍士の門”である。 この焼酎は旨い。その一言ですべてを言い表すしかないほどうまい。
月並みなまろやかであるとか、コクがあるというような言葉では言い尽く せない深みのある味である。“薩摩の皇帝”と言われる所以であろう。
酒は飲まなければ味はわからぬから、まず飲むことを勧めたい。
鎌倉市の酒屋では手に入らないかもしれない。小生も最近やっと見つけた 次第である。
侍士の門 源流カメ仕込み 本格焼酎 薩摩の皇帝
“侍士の門”という酒がある。
九州南端の地、鹿児島の地の焼酎である。鹿児島は別名“薩摩”と呼ばれ、 旧幕藩時代には武芸の秀でた猛々しい土地柄として名を馳せた。
“薩摩隼人”というように薩摩と侍は切り離すことが難しいものだと思う。 薩摩の持つ大まかなイメージとして“西郷隆盛”に代表されるような 質実剛健,武骨といったところか。
“おいどん”という方言から感じられる朴訥さやおおらかさもあるように思う。 いずれにしろ、真っすぐで、困難な問題も恐れず、ひるまずに立ち向かう 勇壮な気質といえるのではないか。
“侍士の門”はそんな薩摩人の心が作り出す力強い血の通った銘酒といえる。
(箱入りであり、箱の側面に表示されている文章より)
大久保酒造
鹿児島県志布志市松山町尾野見1319−83
