民主主義が自殺するとき
読書のすすめ　ヒットラー独裁への道　　―ワイマール共和国崩壊までー
　　　　　　　ハインツ・ヘーネ(ドイツ人)　著
　　　　　　　第一章　民主主義が自殺するとき

この本は、ドイツ人によって1992年10月に第一版が出された。第一章は “民主主義が自殺するとき”。という題目となっている。

民主主義が自殺するということが、ドイツにおけるナチスの台頭と ヒットラーの出現である。

議会によって全権委任法という絶対的な 権限を手にしたヒットラーの独裁は、民主主義による議決という手続 によって手にしたということである。

独裁者を民主主義が生んだという ことであり、それは“民主主義の自殺”ということになるだろう。

ドイツの現代史を、日本はもっとよく知るべきではないだろうか。日本を 取り巻く国際環境が大きく変化しているおり、ドイツの生き方をよく見る 必要がある。