
原油価格とシエールオイルとオイルサンドの関係
原油価格について、最近は話題にならなくなっているが、指標として注目しておかなければと思う。
原油価格は、WTI原油先物価格で29.65USドル(2016年1月21日現在)で2000年の WTI原油価格30.32USドルを下回った.
ちなみに2015年のWTI原油価格は 48.75USドル・バレルであった。過去最高は2008年7月の147.30USドルである からその下落幅がいかに大きいかがわかるであろう。
このWTI原油価格がここまで下落してきた要因は、原油価格が高騰しすぎたからである。
じつに原油価格のピーク時の5分の1の水準まで落ちた。
原油価格の高騰により、採掘コストが高いカナダのオイルサンドや アメリカに多いタイトオイル(シェールオイル)の開発が進み、 また、アメリカの原油生産も採算に見合うようになり、増産するようになった。
2017年には原油生産んでサウジアラビアを抜き、アメリカが世界トップの産油国 になると予測された。
カナダのオイルサンドの生産も2010年147万バレル・日が 2017年には228万バレル・日に、約倍増すると予測された。
原油価格は現在、40-60ドル・バーレルあたりで推移しているが、シエールオイルの開発コストは70-80ドルで採算に乗り、100ドル前後でオイルサウンドがコストに見合うという。
原油価格は、強烈な競争相手をもっているということで、価格をあまりあげることができないということである。それで産油国は原油価格を下げたのである。
