
音楽のすすめ 6 丸山真男と政治学と音楽
丸山真男のよれば
“演奏家が楽譜の解釈を通じてその作曲者の魂を再現”するように 思想家のやり方は音楽の演奏家の仕事に似る。思想の自由な創造ではなく 追創造である。
書籍“丸山真男とハイデガー” 近代・近代化を焦点に 岡田紀子
鎌倉ゆう通信 250 2014年9月4日付より再掲載
宇野功芳の考え方は、丸山真男のいう“その作曲者の魂を再現”ということ ではないかと小生は感じました。”曲が喜ぶような演奏”と言っています。
丸山真男は、音楽への造詣が深く、自分で楽器を演奏したかはわかりませんが 素晴らしい演奏装置とスピーカーを所有し、熱海の別荘で大音響の 交響曲等を聴くのを楽しみにしていたと伝えられています。
トリオの役員に弟子の一人がいて、丸山真男の要望に沿った装置を 特注で作っていたという伝説があるくらいです。
