
読書のすすめ 演奏の本質 宇野功芳対話集
岡本太郎
岡本太郎が語った“芸術は心地よくてはいけない。綺麗ではいけない。 うまくてはいけない。”という言葉のままをリム(韓国のピアニスト)は実践していた。 “芸術はバクハツなのだ”

ここで思い出すのがブルーノ・ワルターの言葉である。“ベートベンと同じ情熱を持ち、 同じ苦しみや歓びを感じる力がなければ、彼の交響曲を指揮することはできない。
” これはとても難しいことではあるが、この言葉は聴衆にも当てはまる。
もし、H・J・リムのベートベンがクレジイーだと思う人はベートベンを味あう資格がない。 ベートベンの音楽はクレイジーであり、はみだしだからだ。 H・J・リムはベートベンの感情を代弁しているのである。
<データ>演奏の本質 宇野功芳対話集

