
音楽のすすめ 2 ドヴォルザークのアメリカを聴く
演奏とは何んであろうか。それぞれが、楽譜に忠実に演奏 しているのであろうか。各自で若干のアレンジをしているのだろうか。
指揮者のいない室内木管五重奏曲であるから、楽譜に忠実に演奏している のであるかもしれないと思いながら聴いていた。
演奏者は、自分では聴衆に何を訴え、何を伝えたい為に演奏している のであろうか。どういうことを考えながら演奏しているのであろうか。
それとも、何も考えずに、ただただ曲に没入し楽譜の通りにひたすら 吹いているのであろうか。
作曲者の造った楽譜が、音楽という“美”を表すためのもので、その道具として 演奏者は存在するのであろうか。よく考えたい。
ドヴォルザークはチェコが生んだ作曲家で、スミタナなどと共に ボヘミア楽派を形成し、彼自身は、ブラームスによって引きたてられ、 大作曲家となった。奇行や偏屈なところはなく、几帳面な性格であった そうである。
“アメリカ”という曲はアメリカのアイオワ州にあるチェコ村で 書き上げたもので、アメリカで作成したから“アメリカ” と名がつけられたようである。
室内木管五重奏という編成もこの曲にあっているのであろう。
第11回 身体にいい音楽会
2015年9月13日 主催 癒しの医療を考える会にて聴いた演奏を題材として描いたものです。
