読書のすすめ 2 日米ガイドライン改訂
日米安全保障協議委員会
それに先立ち、2015年4月27日日本の岸田文雄外務大臣、中谷元防衛大臣、 アメリカのジョン・ケリー国務長官、アシュトン・カーター国防長官は ニューヨークで日米安全保障協議委員会を開催し、日米防衛協力のための指針 ( いわゆるガイドライン)を改訂した。
前ガイドラインは1997年に策定されたもので、時代遅れとなっていたもので、 日本側が主体となって改訂したという。
“アジア太平洋地域”
対象地域では前ガイドラインは“アジア太平洋地域”を重視していたが、 新ガイドラインでは“アジア太平洋地域及びこれを超えた地域”を対象 としており、強調事項の一つに“日米同盟のグローバル”な性質が上がっている。
すでに、自衛隊が“これを超えた地域“、にも出動するということが 織り込まれている。地球の裏側にも自衛隊が出撃するという意味なのであろうか。
新ガイドラインは、全体的にみても、アメリカ側が引けて、 後退している改訂となっている。
前ガイドラインと新ガイドラインを比較しその一部を紹介したい。