散歩のすすめ 2 横浜・弘明寺を歩く
鎌倉時代には源将軍家累代の祈願所であったそうである。戦国時代は北条早雲から寺領を、 江戸時代は歴代将軍から朱印地を賜り、坂東33個所観音霊場の14番札所として信仰を集めた。
京浜急行の弘明寺駅と横浜市交通局地下鉄の弘明寺駅を結ぶ間がアーケート街と なっており60件以上の商店が立ち並び、にぎやかな商店街となっていた。
商店はいろいろなお店があり、やきとり屋、ラーメン屋、食堂、和食の店、すし屋、 化粧品店、雑貨屋、小間物店、美容院、床屋、酒屋、肉屋、魚屋など多彩である。
値段もお手ごろで、ちらし寿司が500円からあるなど庶民の懐にあっている。
丁度弘明寺の門前町の風情であるが、江戸時代の門前町とは場所がことなり、 今の商店街は敗戦直後の闇市が発展したものだそうである。
下町の賑わいを残し、 レトロモダンな雰囲気がある。8月の暑いさなかであったが、買い物客が多く、 商店も活気があった。この商店街のほぼ中央を横切る大岡川が流れており、 この両岸は桜の名所であるそうだ。
桜の咲くころにお寺にお参りをして、商店街で買い物をして、食事処で食事をするのも また良いものであろう。
鎌倉に長年住んでいながら知らないところや未知のことがいろいろあるということに 気がついた。車を運転できる内に、近くのお寺などを巡回して見て回るのもよい。
坂東33個所観音霊場がありこの寺は関東一円にあるので、一度巡礼して回ってみる のもまた良いものであろうと思う。