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映画 石原裕次郎主演の“人間魚雷出撃す”を観る [2017年03月19日(Sun)]
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映画 石原裕次郎主演の“人間魚雷出撃す”を観る

今の若い人たちには石原裕次郎といっても知らない人が多いと思うが、 元東京都知事であった石原慎太郎の弟であるといえば少しは記憶が 戻る方もおられるかもしれない。戦後の映画界を代表する大スターで あったので高齢者には懐かしい映画俳優である。

 人間魚雷というのは、1945年の戦争末期に生まれた魚雷に人が搭乗して 攻撃する兵器として創られた。

敗戦色が濃くなる中、アメリカ軍に 対抗する手段として、航空隊では神風特攻隊が生まれ、爆弾を積んで 敵艦隊に体当たり攻撃を敢行したことは記憶されている。 若い青年が空に散って行った悲しい記憶である。

 その特攻兵器として、魚雷に兵士を乗せ、人が操縦して敵艦隊に体当たり するという考え方で組織されたのが搭乗型特攻潜水艦“回天”という 特攻兵器であった。

敗戦直前であったこともあり、実戦にはほとんど使用されなかったと聞く。 その中で、潜水艦の上に取り付けられて出撃した数少ない戦闘であり、 またアメリカ軍の重巡洋艦のインデアナポリスを撃沈した戦果をあげている。

 日本の潜水艦は優秀であったが、欠点としてスクリョウの音を消音 出来なかったこととアメリカ軍がレーダー探知機を装備していたため、 音響とレーダーで捕捉されほとんどの日本の潜水艦はアメリカ海軍に 残念なことに撃沈されてしまっている。

搭乗型特攻潜水艦“回天”
 この映画は搭乗型特攻潜水艦“回天”に乗って散って行った若者の 苦悩を描いた反戦映画である。主演の石原裕次郎の外、葉山良三、左幸子、 長門裕之、芦川いずみ、津川雅彦、森雅之が出演している。

森雅之が潜水艦長を演じており好演している。石原裕次郎は回天搭乗員であり、 苦悩している姿であるが、悩める若者の姿を演じタフガイのスタイル ではないので意外な裕次郎の一面を演じていると言えるかもしれない。

映画では、裕次郎がアメリカ軍の駆逐艦の爆雷攻撃で、危ういところを回天を 発進させ、アメリカ軍の駆逐艦に体当たりして撃沈させ、伊58潜水艦を 救ったことになっている。伊58潜水艦は無事呉軍港に帰りついた。
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アメリカ海軍 重巡洋艦インデアナポリスは原子爆弾を運んだ
 アメリカ海軍の重巡洋艦インデアナポリスは、重巡洋艦であるが アメリカ海軍の第五艦隊の旗艦であり、長らく司令長官が乗っていた艦であった。

この時はその任務を解かれていたが、実はアメリカ本土からアメリカ空軍基地 のあったテニアン島まで原子爆弾を運んだのである。

1945年7月26日、テニアン島に原子爆弾を運んだあと、フイリピンに向かい、 7月30日、日本海軍の伊58潜水艦―回天特別攻撃隊 多門隊の魚雷攻撃により フイリピン海で撃沈された。

魚雷6本発射し3本が命中して沈没した。 橋本艦長(少佐)は回天特別攻撃はやらしていない。通常魚雷を発射し撃沈した。 北緯12度02分、東緯134度48分。

インデアナポリスの1199人の乗員のうち生存者316名であったそうだ。艦長は軍法会議に かけられ有罪となり、その後自殺した。

 このインデアナポリスを伊58潜水艦が、7月26日以前に発見し、 撃沈していたならば広島、長崎への原子爆弾による攻撃を防ぐことが 出来たろう。たった4日間という時間が広島、長崎の市民の運命を変えた かもしれない。運命の4日間であった。

しかし、歴史に”もしも”はない。
戦前の日本軍は、生存して帰還できない特攻攻撃を若い人に 行わせた。ゼロ戦による神風特攻隊、人間魚雷の回天特攻隊など自爆攻撃を、 若い人に暗黙のうちに強要した非人間的な側面を持つ軍隊であった。

二度とこのようなことを日本人の若い人に やらしてはならない。
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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 10:15 | 戦争と平和 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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