原油先物は小幅続落、中国コロナや欧州経済巡る懸念で
ロイター編集 [2022年05月10日(Tue)]
世界的な景気後退の可能性も懸念されているという。ウクライナの戦況長期化、ロシアからの原油、天然ガスの段階的撤退、中国の新型コロナによるロックダウンなどの影響が重なる。
アメリカの株価も下落がとまらない。外人の投資家が多い日本株式市場も下落している。このところ、経済が活性化する明るい見込みはない。 データ イギリス・ロイター 2022・5・10 [10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅続落。新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた中国のロックダウン(都市封鎖)や欧州経済を巡る懸念で需要見通しが悪化している。 0009GMT(日本時間午前9時09分)時点で、北海ブレント先物は0.36ドル(0.3%)安の1バレル=105.58ドル。米WTI原油先物は0.23ドル(0.2%)安の1バレル=102.86ドル。 一時はともに1ドル超下落していたが、下げ幅を縮小している。 年初来では双方とも約35%上昇している。 金融市場では、ウクライナ侵攻を受けてロシア産石油の輸入を段階的に禁止する措置が一部の欧州諸国に経済的な打撃を与えるとの懸念が広がっている。 中国のロックダウン強化を背景に4月の同国輸出が鈍化する中、世界的な景気後退の可能性も懸念されている。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」 他の記事 健全な関係へ緊密に意思疎通=韓国新大統領就任で官房長官 18分前更新 ロシアにある権益からの石油輸入、時間かけ段階的廃止=経産相 |