「欧州で戦争は起こるのか?」 プーチン大統領、質問に答える [2022年02月16日(Wed)]
現代の、軍事的に近代化した国同士の戦争は、従来の戦争の数十倍の災害をもたらすことになる。軍事兵器が近代化され、その殺傷力は第二次世界大戦のときよりも相当上回っている。
ロシア軍も一方的に勝てるということはなく、対抗軍事兵器により多大な痛手をこうむることになる。誘導兵器が発達しているからロシア軍の戦車もかなり撃破されるであろう。 それとウクライナだけにとどまらず欧州全体に拡大するリスクもあるから、その場合、核兵器を使わなくても、欧州の街は瓦礫の山と化すこともあり得る。 ロシアの街にもミサイルが撃ち込まれるという事態にもなりかねない。プーチン氏も慎重に判断することになるだろう。 軍事は政治の延長でしかないということをプーチン氏は認識しているであろう。 FBにもロシア軍の演習風景を乗せているがこれも戦略の一つであろう。 データ 2022年2月16日, 00:40 (更新: 2022年2月16日, 00:47) プーチン大統領は15日、ドイツのショルツ首相との会談後、ロシアは戦争を望んでいないため、安全保障に関する提案をしたと述べた。 プーチン大統領はショルツ首相との会談後の記者会見で、欧州で戦争が起こるのかどうかについて質問を受け、「我われがそれ(戦争)を望んでいるかについて?もちろん、ノーだ。 だからこそ、我われは交渉プロセスについて提案した。その結果は、我われの国を含むすべての国の平等な安全保障の確保についての合意となるはずだ」と答えた。 ショルツ首相はプーチン大統領との会談後、欧州における戦争の可能性について、現代の世代にとっては想像を絶するものだと指摘し、現在の状況が困難であったとしても、出口はあるとの考えを示した。 プーチン氏はショルツ氏の発言に異議を唱え、国際社会が少し前にNATO(北大西洋条約機構)が始めた欧州での戦争を目撃したことに言及した。 プーチン氏は、これはユーゴスラビアでの大規模な軍事作戦のことだと指摘し、「これは非常に悪い例だが、それはあった」と述べた。 ここ数週間、欧米マスコミではロシアによるウクライナ侵攻の可能性について盛んに取り上げられている。これを背景として米国議会では対ロシア制裁の強化が呼びかけられている。 ロシアはこれまでウクライナ侵攻の報道を繰り返し否定。リャブコフ外務次官は、モスクワにはウクライナ侵攻の意向は現在も将来もあり得ないとしている。 関連ニュース ウクライナ大統領、情勢悪化で国外逃亡した官僚らに24時間以内の帰国命令 岸田首相、ウクライナ大統領と電話会談 |