CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
<< 2021年06月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
社会との係わり方について [2017年02月08日(Wed)]
IMG_1815.JPG

社会との係わり方について

人が社会に係わることはどういうことなのだろうか。 人が創るものが社会で,われわれはその中で生きており、 それぞれがどこかの社会に身を置いている。

多くの人は、現役でいる間は、働く職場が大きなウエイトを占める 社会であり、その中で生活しているうちに年をとり、 いずれ定年という形でその社会から卒業するというか、 追い出されるというか、自分から飛び出すというか、 一つの社会から離脱するときが来る。


ほとんどの人は生活を支えるため、会社或いは役所などの社会の中で 流れに身を任せて、そこに埋没してしまっていることが多い。

 生活のための会社・役所等の社会をフォーマルな社会とし、 それとは別の個人的なつながりを持つ社会をインフォーマルな社会 と規定すると、このインフォーマルな社会、特に地域社会とは 接点が取りにくい状態になっているのではないだろうか。

人間にとって、個人的なインフォーマルな仲間とかを作っていくことは 非常に大切なことであるが、昔は町内会とか、地域の寄りあいなどがあり、 横の連帯を取りやすかっただろうと思う。

しかし、戦前の町内会などが相互監視で息苦しかった反動で、 現代ではなんとなく町内会などを避ける空気が潜在的にあると思う。 そのため、地域社会に参加するということが、 日本では一部の地域や地方を除いて十分機能していないような印象 を受ける。

そして更に、現代は格差社会が露骨になりつつあり、 格差の拡大がじわじわと人と人との結びつきを弱くさせ、 人々の連帯を崩壊させているような感じを もつ人も多いのではないだろうか。

 キリスト教文化圏では、日曜日に教会に行く習慣があり、 働いている社会とは別の世界で人と人とが触れ合う場が設定 されているが、日本では幸か不幸かわからないが宗教がそういう 役割を果たしていない (一部の宗派にはあるが)。

それゆえ、日本では個々人が、すでに所属する フォーマルな社会だけでなく、自分から進んで、 地域に根ざしたインフォーマルな個人的 なつながりのある社会に参加していく必要があるのではないか。

”自分と社会との係わりとは何か。 社会とは自分にとってなんなのだろうか。” そういう事を考えながら、自分から新しい社会に参加していくためには、 音楽などの趣味の世界が取り持つ関係からはいるのもよいし、 改めて自分が住む町の近所の方々との関連を深めていくこと から参加していく方法もあるだろう。

意識して考えながら 地域社会と自分との接点を生み出していけば、 社会と自分との関連が見えてくるかもしれない。

その過程の中から"自分が住む社会"を自分が創っていくのだ、 と考え,行動していけば、市民革命を経なくても、 市民自らが創るいわゆる"市民社会"というものが 根ずいてくるかもしれない。

市民が戦って勝ちえた 市民権というものに裏打ちされた市民社会とは、 ほど遠いものだとは思うが、現代での一歩 となるのではないだろうか。

IMG_1822.JPG
 小生は、この鎌倉・湘南という地域で高齢者の方々への 在宅支援に取り組む中から、 自分自身と社会との係わり方が少しずつ見えてくる のではないかと思っている。


所得格差や文化的差異によって社会が分断されている現実を イギリスの社会派学者ジエック・ヤングは ”排除型”社会と呼んでいる。

1973年以降経済危機とグローバル化による国際競争の 激化の結果社会は分断され、諸個人は生き残りと 私的な夢の実現のためにバラバラに戦う排除と選択の 社会になった。そんな社会が住みよい社会だろうか。という。

引用
 こうした経済的不安と存在論的不安は、 たがいに増幅しあっている。 ならば、排除型社会は、どうすれば克服できるのだろうか。 ヤングは強力な社会民主主義の立場から、次のように主張する。

まず、構造的な不正義が是正されなければならない。 具体的に、完全雇用が達成され、富の相続が制限され、 業績にもとづいて富が構成に配分されなければならない。 すなわち、業績主義と平等主義が結合されなければならない (正義とコミュニティをめぐる問題)。

次に、差異を含みかつ排除がなく、 寛容が美徳の中心をなすような社会が作られなければならない (文化のポリティクスをめぐる問題)。

そこでは、問題を国家や専門家に委ねるのではなく、 集中的かつ民主的な議論をとおして問題を評定し、 市民が互いの利益を配慮しあうような市民権が、 中心に据えられなければならない。
同時に、市民と国家が積極的に協力しあう、 強力な社会民主主義の社会でなければならない。(引用)
IMG_1811.JPG
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 11:04 | 湘南鎌倉 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
この記事のURL
https://blog.canpan.info/medicalyou/archive/286
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
コメントする
コメント
検索
検索語句
タグクラウド
プロフィール

ゆう東洋医学研究所さんの画像
https://blog.canpan.info/medicalyou/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/medicalyou/index2_0.xml