
3)もうひとつの格差拡大は、高齢化と単身世帯の増加により、 収入源が年金に限られる生活者の増加です。
70歳以上の高齢者が昨年で2000万人を突破しこれからも 増え続けていきます。 その上に、高齢になった結果体力が衰え、 体が弱くなり社会的弱者となってしまっている人も大勢います。 (但し、貯金を持っている人々も多いようですが)
4)この野放しの格差が露骨になり、 むき出しになる格差社会が行き着く姿というものは、 少数の勝者と大多数の敗者、ごく少数の大金持ちと多くの貧乏人、 持てるものを有り余るほど持つ贅沢な少数の勝者と、 何も持たざる、失うものが何もない、その結果恐れるものがない大多数の 敗者、貧乏な人々にはっきり分かれる社会です。
5)アメリカなどでは、自家用飛行機を乗り回し、年収、数億円という人々と 、医療保険にもはいれず、医師にもかかれない大多数の貧しい 人々にはっきり分かれています。
例えば、記憶に新しいところでは、 ニューオリンズがハリケーンで水没したとき、 車もなく、逃げるに逃げられない貧しい人々の群れが、 テレビに映し出されていました。
こういう格差社会は、いかがなものでしょうか。
ハリケーンで水没した家屋の残骸
ニューオリンズの町

水没したニューオリンズの町
