中国不動産会社キン苑、2.29億ドルの社債デフォルト回避
ロイター編集 [2021年10月15日(Fri)]
|
中国の不動産会社が不気味な動きになってきている印象である。中国恒大集団だけではなく、他の不動産会社もおかしい。ここは要注意であろう。
データ イギリス・ロイター2021・10・15 [上海 15日 ロイター] - 中国の不動産会社、キン苑は、10月15日が償還期日の2億2900万ドルのドル建て社債について、新たな債券および現金と交換することで保有者と合意し、デフォルト(債務不履行)を回避した。 シンガポール証券取引所への提出文書で明らかにした。 10月15日償還債を、新たな債券2億0540万ドルおよび現金1910万ドルと交換する提案に、保有者の90%以上が同意した。 中国恒大集団は今週、約1億5000万ドルの社債利払いを見送った。9月に2回利払いを見送っており、これで3回目となる。 リフィニティブのデータによると、今月予定される中国不動産会社の利払いは5億ドル以上。 デュレーション・ファイナンスのデータによると、キン苑の2023年9月償還債(利率14.5%)は15日、約30%下落、新力控股の22年6月償還債(利率10.5%)も20%超下落した。 中国ハイイールド社債の上乗せスプレッドは米国時間14日夕に過去最大を更新、投資適格級も2カ月超ぶりのワイドな水準だった。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」 |



