金正恩氏、北朝鮮の生活条件改善を指示=朝鮮中央通信 [2021年10月11日(Mon)]
国民の生活改善を訴えるということは、裏を返せば北朝鮮の国民が生活苦に陥っているということを言っていることだ。北朝鮮の経済情勢は相当悪化しているとみておくべきだ。
また,幹部に行き過ぎはないかどうかの反省するよう言うということは、幹部らの横暴・権威主義が金正恩の耳にも入ってきているということである。 金正恩に秘密警察から国民の経済状況についての情報が挙げられているということで、そういう深刻な報告も金正恩に上がっているということだ。 日本において、岸田首相が分配の問題を言うということは、貧富の差が拡大し富めるものと貧しいもの格差が拡大しているということを言っているのだ。 それを認識しているということは少しは救われるか。 データ ロシア・スプートニク 2021年10月11日 13:40 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、党創建76年記念日の10日に演説を行い、市民の生活条件を改善することを党の優先事項の1つにすべきであると発表した。朝鮮中央通信が報じた。 金氏は、社会主義国家建設を決定するのは国民であることを指摘し、党の幹部に「神のように国民に仕える」よう呼びかけた。 また、金氏は党の幹部に対し「自身の行動が国民の利益を侵害していないか、そして国民に不便を引き起こしていないか常に考慮すべきだ」と語った。 また、金氏は、1月の党大会で策定した新たな経済5カ年計画を効果的に推進することを依然として決意していると強調し、国民の衣食住に関わる問題を迅速に解決するよう求めた。 2011年に政権を継承してから、金氏が党創建日に記念講演を行ったのは初めて。北朝鮮と韓国および米国との関係については言及しなかった。 朝鮮労働党は創建76年を迎えたものの、大規模な軍事パレードなどは行われなかったとされている。 関連ニュース 韓国が予定 北朝鮮への医薬品供給 激やせの金正恩氏に影武者説 |