東芝の20年7月株主総会、公正に運営されたものといえない=調査報告書
By Reuters Staff [2021年06月10日(Thu)]
東芝をめぐる動きは不可解な印象を受ける。何か政治的な駆け引きがあるのかどうか。ハゲタカに狙われているのを役所が陰からコントロールしているのかどうか。 ロイターが東芝を取り上げているところが注目される。 データ イギリス・ロイター2021・6・10 [東京 10日 ロイター] - 東芝は10日、昨年7月の株主総会に関する調査報告書を公表し、同株主総会では、経済産業省と一体となって筆頭株主エフィッシモ・キャピタル・マネジメントの株主提案権の行使を妨げようと画策したなどと指摘されたことを明らかにした。 報告書は、株主総会は「公正に運営されたものとはいえない」と結論付けている。 東芝は今年3月、臨時株主総会を開き、昨年7月に開催した定時総会の運営の適正性について独立した調査を求める筆頭株主エフィッシモ・キャピタル・マネジメントの株主提案を可決した。 調査者には、前田陽司氏と木崎孝氏、中村隆夫氏の3人の弁護士が選任されていた。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」 MORE STORIES 世界の経営トップ・投資家、各国首脳に気候変動対策強化を要請 |