バイデン大統領のインフラ計画は人気、民主党に支持偏る=調査
ロイター [2021年04月03日(Sat)]
2兆ドルは大きい。日本の予算規模が1兆ドル(約100兆円)とすると、その規模の大きさが図れるであろう。
データ イギリス・ロイター2021.4.3 [ニューヨーク 2日 ロイター] - ロイターとイプソスが実施した世論調査で、バイデン米大統領が掲げた道路補修やインターネット高速化を柱とする2兆ドルのインフラ計画は広い人気を集めているものの、民主党による法案になった場合は米国民の支持が低下することが分かった。 3月31日と4月1日に実施した調査は、「米雇用計画」を展開するバイデン氏と民主党が、共和党の反対と党派色の強い国民に直面しているという課題を鮮明にした。 民主党は議会両院の多数派を僅差で握っており、共和党が計画に反対すれば法案を通過させるのが難しくなる可能性がある。 共和党幹部は増税で財源を調達する場合の政府支出拡大を批判してきた。上院トップのマコネル院内総務は、計画を「急進左派の要求によるトロイの木馬」と呼んだ。一部の民主党幹部も課題を指摘している。 広告 世論調査では、米国人の79%が米国の道路、鉄道、橋、港の政府による補修を支持、71%が高速インターネットを全ての米国民へ拡大する計画を支持した。68%が国内の全ての鉛管置き換えに賛成し、66%が再生可能エネルギーの税額控除を支持した。 米国民の多くはインフラ法案を賄う歳出方法についてのバイデン氏の提案を支持。成人の64%が企業に対する増税を支持し、56%が化石燃料産業の税優遇策の終了に賛意を示した。 |