麻痺を克服・車イスから機能訓練・マッサージで奇跡の復活(その二)-4
脳疾患患者の病棟に入院
即日入院となり、治療室その場から、脳疾患患者の病棟に入院しました。 即日なので大部屋しか空きがなく、ベットは満タンで、脳疾患の患者がいかに 多いかがわかりました。
そして、当直看護師の隣の病室に移される患者が、毎日居ること、 そしてその患者が2度と戻ってくることはない、ということを見る という厳しい現実もわかりました。 そして病棟の夜中のうめき声のすごいこと、とても寝れたものではない、言葉には表せないほどすざまじいものでした。
しかし、不思議なのは比較的昼間の病室は静かになることです。
それから、病室から車イスでリハビリ室に通い、足の麻痺の治療が始まりました。 右足首から下が、だらりと下がり、意識は上げようとするのですが、 何の反応もしません。
神経が切れる恐ろしさですが、筋肉が動かず、 身体の一部ながらそれと関係がない、というような無感覚な状態です。 つねっても、たたいても何の痛みもないという状態です。 内心では、”麻痺のため 一生涯普通に歩くことはできず,車いすになるか”という恐怖心と絶望感になってしまいます。