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コラム:米長期金利の「良い」上昇、悪夢に転じる可能性も Swaha Pattanaik [2021年02月28日(Sun)]
穏やかに始まった夢が時として悪夢に転じるようにと述べているように、悪夢がやってくるかどうか、日本の株式市場は1200円の大幅下落となった。

日本の株式市場は60%以上が外国の投資家によって占められており、その投資家のメンタルズムによって日本の株価は上下する。

新型コロナウイルスワクチンの接種により経済活動は持ち直しているというが、中国においてはそうであろうが、アメリカなどはどうなのであろうか。


データ
イギリス・ロイター 2021・2・28

2月25日、穏やかに始まった夢が時として悪夢に転じるように、債券利回りの「良い」上昇も、株式市場を悩ます姿へと変わっていく可能性を秘めている。

10年物米国債利回りは5カ月足らずの間に2倍に上昇し、25日には1年ぶり高値の1.45%を付けた。

利回りの上昇は借り入れコストを増やすとともに、割引率の上昇を通じて株主から見たキャッシュフローの現在価値を低下させるため、企業にとって望ましい現象ではない。

とはいえ、利回りの上昇が景気見通しの好転に起因している限り、株式市場は普通うまくしのげるものだ。

今のところ、そうした状況にあるのは間違いない。新型コロナウイルスワクチンの接種により経済活動は持ち直しており、バイデン米大統領の大型経済対策がこの回復に加勢するだろう。

バンク・オブ・アメリカが世界の機関投資家を対象に実施している調査では、今年の世界経済改善を見込む回答の割合は過去最高となっている。

株式市場は今週に入って多少動揺が見られるとは言え、10年物米国債利回りが2倍に上昇する間にもなおS&P500種総合株価指数が12%値上がりしたのは、そういうわけだ。

米連邦準備理事会(FRB)も株式投資家が物事の明るい面にフォーカスするのを助けている。

パウエル議長は24日、金融引き締めはかなり先まで見送るとの明確なメッセージを発した。金融引き締めは株価上昇という宴会をしらけさせる常連だ。

議長は、インフレ率が2%を超えるまでFRBは利上げをしないと述べた。そうした状況が実現するのは3年以上先になる可能性があるとも語った。

FRBは、経済と労働市場がしっかり回復したのを見定めてから利上げしたいと望んでいるのかもしれない。

しかしこれにより、株式投資家にとってのリスクがもう1枚重なる。FRBは昨年採用した新戦略で、インフレ率の2%超えを一定期間容認する方針を示した。

つまり、どれくらいの上振れを、どれくらいの期間許すのか不確かなのだ。

インフレ率が予想されたよりも大きくなれば債券利回りは急上昇するだろう。

資本コストが成長率を上回るペースで上昇しているかもしれないと受け止められれば、企業の価値評価は下がり、株式投資家は問題を抱えるだろう。

問題は別方向からも生じかねない。FRBは過去数十年間、経済成長によって物価が上がり始めると、金融引き締めというブレーキを踏んできた。

物価上昇率の上振れが賃金上昇を招き、これが物価上昇、次に賃金上昇といった循環が増幅されたならば、ブレーキペダルをこれまでより強く踏まざるを得ないかもしれない。

ここに挙げたのはいずれも差し迫った脅威ではない。それでも株式投資家は頭痛薬を常備しておくに越したことはない。

●背景となるニュース

*10年物米国債利回りは25日、1年ぶり高値の1.45%を付けた。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 11:24 | 天国と地獄 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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