医療現場での漢方薬 開業医9割弱”使用”
[2017年01月10日(Tue)]
医療現場での漢方薬 開業医9割弱”使用”
病院の医薬品というと、西洋薬だと思いがちですが、しかし、日本経済新聞が調査したデータ によると医療現場での漢方薬は開業医の9割弱の医師が使用している とのことです。東洋医学の漢方薬が、医院・クリニック・病院などの開業医で9割弱も使用 されているのは、個人的な感想としては少し意外な感がいたします。 しかし、医療現場ではすでに薬の分野では西洋薬と東洋医学の漢方薬が共存してきている ということでしょう。そして, 漢方薬の効用が理解され使用されてきているということだろうと思います。 以前、東洋医学科、漢方外来、など東洋医学系外来を 設置している大学病院が多数あることを報告(当方のホームページでもご覧になれます) しましたが、漢方薬は普通の開業医でも広く使用されているということです。 日本経済新聞の記事を下記に引用します。 <知りたい・そのデータ> 医療現場での漢方薬 開業医9割弱”使用” 病院の薬というと西洋薬のイメージが強いが、漢方薬を使う開業医は どのくらいなのだろう。 病院検索サイト運営のQlife(キューライフ、東京・世田谷・山内善行社長)が 全国の診療所開業医 200人に聞いたところ、全体の9割弱が使っていると答えた。 "患者の20%以上に使っている"との答えも12.5%あった。 漢方薬の使用については、"副作用が少ないと考えられるから"との答えが目立った。 ただ医師の中には, "効き目が遅い"などの声もあり、 例えば30代の開業医の12.5%が"過去には使ったが今は使っていない" と答えるなど、 試行錯誤の様子もうかがえる。 漢方薬を使っている開業医の比率は。 比率 12・5%――― 20%以上の患者に使用 19・0%――― 10%以上20%未満の患者に使用 57.0%――― 1%以上10%未満の患者に使用 8.0%――― 今は使っていない 3.5%――― 過去も使っていない。 <データ>日本経済新聞 8月15日付 |