東京電力福島第一原子力発電所の事故から10年であるが、原発事故の恐ろしさを忘れてはならない。当時、核爆発を恐れて自衛隊を新潟まで下げるなどという話が飛びかわった。
火山列島である日本は、地震は太古より継続して起こっていたし、それに伴い大津波にも襲われてきている。
電力会社のいいわけで”想定外でした。”といえばよいという問題ではなく、日本民族の存亡にかかわってくるということを原発の当事者は認識し、一刻も早く原発を撤去せねばならない。
天皇陛下の京都への退避ということはあってはならないことである。
その京都も敦賀にある原発が万が一の地震津波で崩壊したときは、京都も被災するという位置にあることを忘れてはならない。
データ
イギリス・ロイター共同通信, Kyodo2020.12.31
原発事故で天皇避難を打診
2011年3月11日に発生した東京電力福島第1原発事故の直後、当時の民主党の菅直人政権が、天皇在位中の上皇さまらに京都か京都以西に避難するよう非公式に打診していたと、元政権幹部が29日までに証言した。
宮内庁側は上皇さまのご意向として「国民が避難していないのに、あり得ない」と伝え、政権側は断念したという。
複数の元官邸幹部は皇位継承資格者である秋篠宮さまの長男悠仁さまの京都避難も検討したと明かした。
原発事故から来年で10年。政権の放射性物質放出に対する切迫感と、上皇さまの被災者へ寄り添う姿勢が改めて浮かんだ。
【共同通信】