イランで核物理学者殺害に対する報復を宣言 ロウハーニー大統領がイスラエルを非難 [2020年11月29日(Sun)]
イランの物理学者の暗殺は、いかなる理由があろうとも許される行為ではない。どうみてもフエアな行動ということはできない。
暗殺をやめて裁判という制度を作ったのではないか。民主主義の根本の問題である。暗殺を実行する国は、民主国家、民主主義の国家とは言えない。 数年前にアメリカはイラクで、イランの将軍を暗殺している。暗殺は暗殺の連鎖を引き起こす。民主主義の根幹に触れる問題である。 データ ロシア・スプートニク 2020年11月28日 20:20 イランは核物理学者モフセン・ファクリザデ氏の殺害に対抗する。イラン最高指導者の顧問ホセイン・デガン氏が明らかにした。 またイランのハサン・ロウハーニー大統領は、ファクリザデ氏の殺害でイスラエルを非難した。 イランのテレビ中継での演説で同大統領は、「殉教者ファクリザデ氏の殺害は我々の敵の絶望とその憎悪の深さを示している。彼の殉教が我々の業績を阻止することはない」と表明した。 核物理学者の殺害を受けてイランが米国とイスラエルに警告 メフル通信社はデガン氏を引用し報じた。「我々は稲妻のごとく殉教者の殺害に対抗する」。 イラン国防省の刷新および研究機関の指導者モフセン・ファクリザデ氏が襲撃されたことが27日に報じられた。 地元メディアによれば、襲撃はアブサード市で発生し、ファクリザデ氏を乗せた車がある広場を通過した際に、すぐ脇で爆発が起こり、その後銃撃が開始された。同氏は重傷を負い病院で亡くなった。 イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相はファクリザデ氏の殺害関与でイスラエルを非難した。 同外相は国際社会、特に、欧州連合(EU)に対し、ダブルスタンダード政策をやめ「国家テロリズム」活動を非難するよう呼びかけた。 |