米株急落、ダウ943ドル安 コロナ再拡大や米大統領選に警戒感 [2020年10月29日(Thu)]
アメリカ大統領選の前に、株価が大幅に下落した。大統領選の結果に対する警戒感か。バンデン氏の当選か、トランプ氏の続投か、それとも、決着がつかず泥沼化することへの懸念か。
トランプ氏が敗戦しても負けを認めず、居座った場合の混乱に対する予想もあるのかどうかである。 アメリカの一般市民の銃器の購入が増加していることは、市民の間でも不安感が蔓延している異常な空気となっている状況なのかもしれない。市民が危険を肌で感じているという。 選挙前の事前投票が増加していることも、その混乱を予測している市民が多いということであろう。 ヨーロッパではドイツとフランスが、ロックダウンー都市封鎖を実行している。経済の低迷は長期化する懸念が高い。 データ イギリス・ロイター2020/10/28 [ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は急落し、主要3指数は軒並み3%超安で終了した。世界的な新型コロナウイルス感染再拡大を巡る懸念や、間近に迫る米大統領選への警戒感が圧迫した。 米国株式市場は急落し、主要3指数は軒並み3%超安で終了した。ニューヨーク証券取引所 売りは引け直前に加速し、ダウ工業株30種.DJIは943ドル安と7月終盤以来の安値で引けた。S&P総合500種.SPXも、6月11日以来の大幅な下げを記録した。 追加コロナ経済対策を巡る協議が大統領選前に合意にこぎ着けられない可能性も重しとなった。 ドイツとフランスは28日、コロナ感染第2波への対応として、新たなロックダウン(都市封鎖)を決定。米国内では前日、12州でコロナ感染症の入院者数が過去最多を記録した。 S&P1500航空株.SPCOMAIRは4.3%安。コロナ禍の打撃を被っているホテルやレジャー関連銘柄も売られた。 米大統領選の結果が11月3日に判明しないことへの懸念を反映し、投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数).VIXは6月15日以来の水準に上昇した。 ロイター/イプソス(訂正)の世論調査によると、全米レベルでは民主党のバイデン候補の支持率が再選を目指すトランプ大統領を10%ポイント上回っているが、激戦州では接戦となっている。 |