日本の農業について私見−3-1。農業の化学肥料と燃 [2016年12月24日(Sat)]
日本の農業について私見−3。農業の化学肥料と燃料。
日本の農業のスタイルを根本的に変え、日本列島という狭い国土、 狭い農地ですが、出来うる限り大規模化を図り、 大量生産の形態に近ずけ、生産コストを下げる必要があります。 大規模化を図り、若い人が農業に従事しやすい環境の整備を早急に 実現しなければなりません。現状の農業従事者の方々が高齢化して きているからです。 化学肥料の見直し 第二に化学肥料の見直しで、その化学肥料の原料となるリン鉱石依存体質から の脱却です。日本は、リン鉱石はほとんど産出されず、全面的に輸入依存して おり輸入が止まると化学肥料が厳しい状況になります。 リン鉱石とカリ鉱石 リン鉱石は、アメリカはすでに輸出禁止処置をとり、中国は輸出関税を 100%に引き上げています。中国はリン鉱石の生産量世界NO、1で 日本は中国に依存する度合いが高くなっており、 中国との関係にも十分注意を払う必要があります。 同じくカリ鉱石も化学肥料のためには欠かせませんが、 このカリ鉱石も埋蔵量が偏っておりカナダが53%を占め 、2008年度の生産量はカナダが31%となっています。 農業を拡大して行くには、この化学肥料を必要としますが、 この原料の生産地は偏在しており、しかも、価格高騰の流れと なっていることも配慮しておかなければならないのです。 例、リン鉱石 38000円・t 1年で5倍となっています。 日本の農業は化学肥料から脱却し、大変難しいとは思いますが、 国内で産出できる肥料に 切替えていくべきでしょう。 |