石油の世界的需要がピークを過ぎ、今後は減退に=BP社 [2020年09月16日(Wed)]
以前から石油の資源が枯渇してしまう、とオオカミ少年が叫んでいたが、いっこうに石油資源はなくならずにきた。
次のオオカミ少年は石油の消費が減退して、世界の消費量は大幅に落ち込むという。クリーンエネルギーへの依存度が高まること、経済活動の減退によるという。 消費量が戻らないということがオオカミ少年にならなければよいが。 データ ロシア・スプートニク2020年09月14日 20:23 多国籍石油企業BP社は、石油の世界的需要拡大の時期は終了したと発表した。 化石燃料の必要性はすでにピークに達し、今後数十年にわたってかつてない減退に 直面する。ガーディアン紙が同社年次報告を引用し報じた。 同紙によれば、BP社のグループチーフエコノミストであるスペンサー・デール氏は、同社は今後世界はエコロジーを追求するとみなしていると述べた。 今後ますます石油は、風力発電や太陽光パネル、また他の再生可能エネルギーといったクリーンな電気エネルギーに取って代わられることになる。 イーサリアム価格が暴落 大口保有者の売却開始が原因か ガーディアン紙が報じたBP社の報告によれば、石油の需要は今後30年で55%減少するという。 また、圧倒的多数の国々が気候変動に関するパリ協定を遵守した場合、石油の需要は2050年までには80%低下する。 報告では、石油の重要が低下する他の要因についても指摘しており、たとえば、電動自動車の人気の高まりやプラスチック製品に関する新たな規制措置の実施が上げられる。 プラスチック製品の生産には、化石燃料を原料とする石油化学製品が必要とされる。 スペンサー・デール氏によれば、石油の需要減少の主な要因は、新型コロナウイルスのパンデミックに起因するという。 予想では、パンデミックが拡大した各国では経済成長がストップし、その結果、エネルギーキャリアの需要が低下する |