渋谷区・代々木深町小公園に設置された透明トイレ 日本財団がスタートさせた「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環 [2020年08月27日(Thu)]
透明なトイレという逆転の発想は非常に良い。日本の従来の公衆トイレは人が利用したくない仕様となっていた。建物の形自体がダサい。
日本財団のこのチャレンジは、コロナで逼塞している現代に明るい希望を与えたといえる。 データ ロシア・スプートニク2080・8・27 渋谷区・代々木深町小公園に設置された透明トイレ透明トイレに入って中を観察する母子 渋谷区・代々木深町小公園の透明トイレの中に入ってみる子どもたち渋谷区・代々木深町小公園の透明トイレで外から母親を覗く子ども 東京都渋谷区の公園に、壁一面をガラス張りで中が見える「透明トイレ」が設置された。もちろん常時外が丸見えなわけではない。 中に入りドアを閉じて施錠すると曇りガラスへ変化するという仕組みだが、そのひときわ異彩を放つ外観に日本のSNS上で話題を集めている。 この透明トイレは、日本財団がスタートさせた「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの一環で設置されたもの。 従来の暗い、汚い、臭いといった公衆トイレのイメージを払拭し、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内に設置するプロジェクトだ。 同プロジェクトには安藤忠雄氏など国内外で活躍するデザイナーや建築家16人が参画しており、この透明トイレはそのうちの一人である建築家の坂茂氏がデザインを手掛けた。 コンセプトは、公共トイレを利用する際の「中が綺麗かどうか」「中に誰もいないかどうか」という2つの心配ごとを一度に確認できることだという。 さらに夜間はライトアップされ、公園の街灯としての役目も期待できる。 今回設置されたのは区内の代々木深町小公園とはるのおがわコミュニティパークの2カ所。この透明トイレを含め来年夏までに同プロジェクトの公共トイレが同区内に全17カ所完成する予定。 |