台湾を煽動する米国 中国周辺に故意に作られる「紛争地域」 [2020年08月23日(Sun)]
中国からの軍事的脅威は、防衛費増大のための口実に過ぎないと指摘しているが、ロシアの通信社は中国に好意的な記事が多いことを注意しよう。
中国は、前時代の領土拡張政策をとっているが、これが世界で緊張を作り出す要因となっている。現在は領土的拡大でなく、経済ベースでの貿易を通じての友好的な関係構築の時代である。 データ ロシア・スプートニク 2020年08月22日 20:10 台湾政府が軍事予算を10%増大するとしたことについて、スプートニクが取材した専門家らは、台湾には防衛費増額のための客観的な理由は何もないことから、おそらく、意識的に米中関係の緊張を高めようとする米国の要望に応えようとするものとコメントしている。 8月13日、台湾の蔡英文総統は政府に対し、来年の防衛費を4,534億元(およそ1兆6,300億円)にまで引き上げるよう提案した。今年の国防部予算は4,130億元だった。行政院主計総処が明らかにした。 トランプ大統領、バイデン氏が大統領選で勝った場合、米国は中国の影響下に置かれると予想 8月12日、駐米台北経済文化代表処の蕭美琴代表(駐米大使に相当)はワシントンにある米政策研究機関、ハドソン研究所で演説を行い、台湾は防衛分野における可能性を拡大する必要があると述べた。 また蕭美琴代表は、台湾の優先課題は、台湾および現在、南シナ海にある台湾の統制下の島々の防衛を強化することだと指摘した。 現在台湾はこれを目的に、米国との間で、巡航ミサイルを含む一連の兵器の調達について交渉を行なっている。 新たに獲得した兵器は台湾のミサイルシステムHsiung Feng(雄風)とともに配備され、沿岸の防衛を強化することになる。 加えて、台湾と米国の間では、降下部隊の上陸や急襲を阻止するための機雷の購入に関しても協議が進められている。 ロシア科学アカデミー極東研究所のアレクセイ・マスロフ所長は、スプートニクの取材に対し、中国からの軍事的脅威は、防衛費増大のための口実に過ぎないと指摘する。 |