ロシアは領土問題では日本と話し合いはしないで、平和条約だけを締結しようとしている。
日本はあくまで千島列島は日本領土であるという歴史的事実の上に立ち、ロシア軍の不法占領の居座りで、現状をみとめろという論理にはくみしない。
国境画定なしに平和条約を締結することはありません。北方領土の2分の一という線引で以外に国境画定はありえない。世界の例が相互の妥協点(約半分)で国境を画定している。
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ロシア・スプートニク通信 2020年07月17日 05:17
露日交渉の目的は、平和条約を超えた基本文書にある。この点についてマリア・ザハロワ報道官が発表した。同報道官によれば、境界や国境の画定は平和条約での日本政府との交渉とはなにも関係がない。
「『私たち』が言おうとするのは、平和や友好、善隣、協力についての条約のことです。これは、質的に新しいレベルに露日関係を引き上げるための近代法をベースとした確固たるものになるでしょう。
ザハロワ報道官は、日本はロシアの北方領土の属性を完全に認める必要があると強調した。
同報道官は、「どのような変更もなく、そればかりかどんな変更もあり得ません」と述べた。
この間、ロシアは北方領土の属性についていかなる交渉も日本とは行わないということを、ロシア上院国際委員会のコンスタンチン・コサチェフ委員長が表明している。
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