新型コロナウイルス感染拡大の第二波が予想される中、世界経済は深刻な危機に立ち至っている。現在はまだ第一波の進行中でありその収縮の見通しもないまま、経済活動を再開している。

それが第二波を呼び起こす原因になるにもかかわらず、である。

人間はあまり長期間、逼塞することに慣れていないので、そろそろ開放しなければという要因もあるが、さらに世界経済が悪化することも想定される。

データ」
日本　毎日新聞　２０２０・６・２５

　国際通貨基金（IMF）は24日発表した最新の世界経済見通しで、2020年の世界全体の成長率をマイナス4.9％（前回4月時点はマイナス3.0％）に引き下げた。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う各国の経済的損失が想定以上に深刻化し、回復も緩慢になると分析した。

感染の収束を前提にして21年の成長率はプラス5.4％に急回復すると予測したが、感染の第2波のリスクなどから「見通しの不確実性は高い」と警告した。