独国防相が米国に反論 在独米軍は米国の安全保障も目的 [2020年06月17日(Wed)]
アメリカが、海外に展開しているのはアメリカとアメリカ国民を守るために展開しているのであって、そこの国民を守るためではない。
ドイツに駐留しているアメリカ軍もドイツ国民を守るということよりも、アメリカ軍の前線基地という認識にある。 駐日アメリカ軍も。日本人を守るために広大な軍用基地を占拠しているのではなく、アメリカ軍をアジアで自由に動かすため、アメリカを守るための最前線基地ということでしかない。 抑止力になっているというが、尖閣列島、竹島、北方領土など日本の領土はアメリカ軍によって守られているとはいえない。 データ ロシア・スプートニク2020年06月17日 12:46 ドイツのアンネグレート・クランプ=カレンバウアー国防相は16日、独系シンクタンクが開催したディベート企画に出席し、在独米軍は北大西洋条約機構(NATO)の安全保障もさることながら、米国自体の安全保障維持をも目的としていると発言し、在独米軍撤退という切り札で圧力をかけるトランプ大統領の動きをけん制した。 ドイツ系シンクタンクのコンラート・アデナウアー財団が主催したディベートに出席したクランプ=カレンバウアー国防相はトランプ政権が在独米軍の一部撤退を固めた点についてコメントした。 その中で、在独米軍はNATOや欧州連合(EU)の安全保障もさることながら、「米国自らの安全保障のためにも駐留している」と発言した。 バルト三国での紛争 ロシアはNATOに勝利する 米誌が予測 先にトランプ大統領はドイツに駐留する3万4500人規模の米軍を2万5000人規模まで縮小する計画を明らかにした。 またトランプ大統領は「米国がロシアからドイツを守っているにもかかわらず、ドイツはロシアに対し数十億ドルものエネルギーを買うのだ」と憤りをあらわにしていた。 ロイター通信によれば、ドイツを離れる9500人の米兵はその多くがポーランドやその他の同盟国に派遣され、一部は本国へ帰還する模様。 |