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人手不足にコロナが追い打ち、疲弊する日本の介護現場 [2020年05月16日(Sat)]
日本の介護現場の崩壊の危機について、イギリスのロイター通信が報じている。

施設の運営上の問題だけでなく、デイサービスなど利用者が密接接近を嫌がり通わなくなてきている。

デイサービスは休業か廃業かの瀬戸際にいる。高齢者を支えている訪問マッサージ事業者も、施設立ち入りを禁じられ、収入が途絶えるという自体に陥っている。

休業補償も小規模のところはなんとかなるかもしれないが、人数を抱えているところは苦境にある。

行政も細かい目配りをしないと、介護体制も崩れていくリスクを抱える。

データ
ロイターElaine Lies 2020・5・16

[東京 16日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大で崩壊の危機に瀕しているのは、患者の救命に追われる医療現場だけではない。

高齢化が進む日本では、介護現場も人材がひっ迫して飽和状態に陥ろうとしている。

ロイターはこのほど、日本の介護施設関係者10人以上に話を聞いた。

そこから浮かび上がってきたのは、子どもの休校で出勤できない職員が増えたり、予定していた外国人スタッフの来日が中止になるなどし、入居者に十分なケアを提供できなくなりつつある現場の苦悩だった。

27歳の女性職員が働く東京のある特別養護老人ホームでは、おむつが汚れていてもこれまでより長く放置されるケースが増えている。

「全てに時間がかかってしまうんですよね」と、彼女は言う。「たとえば食事にいつもより時間がかかることで、トイレの世話が遅れてしまう」

週10時間までなら残業を申請できるが、それではとても足りない状況が続いている。

ある入居者が別の入居者の食べ物に手を出すこともある。それに「ぎりぎり気づいた」ことが何度もあったと、女性職員は打ち明ける。

<自身が感染するリスク>

65歳以上が人口の約28%を占める日本では、もともと介護従事者の不足は深刻な問題だった。

日本で介護を必要とする人の数は670万人。そのうち約100万人が施設に入っている。

米国はそれ以上の120万人が入所しているが、総人口は日本の2倍だ。

米国は日本ほど高齢化が進んでおらず、65歳以上が人口に占める割合は16%と、30%近い日本のほぼ半分にすぎない。

日本における介護職の有効求人倍率は今年1月時点で3.95倍と、全職種平均の1.49倍を大きく上回る。

介護施設では入居者3人に対し1人の職員を付けることが法律で義務付けられているが、厚生労働省は2月、新型コロナの影響で職員の不足が見込まれることから、「一時的に人員基準を満たすことができなくなる場合、柔軟な取扱いが可能」との通達を出した。

医療法人社団悠翔会の佐々木淳理事長・診療部長は「介護の現場は、何とか持っているというのが現実。職員1人が休んだらもう入所者全員に手が回らなくなる」と話す。

「高齢者はデリケートなので、どんな環境の変化にも影響を受けてしまう」。

Posted by メディカルゆう  ゆう東洋医学研究所 at 14:42 | 日本人の健康に直結 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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