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読書のすすめーー丸山真男とハイデガー  岡田紀子 [2016年11月30日(Wed)]
読書のすすめーー丸山真男とハイデガー  岡田紀子


実はこの本は、読み始めで、まだ、序の口あたりですので、 ここで読書をすすめるのはどうかとも思いますが、 岡田紀子氏の序論の冒頭の書き出しが気に入ったので、 そして、ご高齢にも関わらずこの本を著述した熱意に感動し、 みなさまにすすめる次第です。
この本は2014年5月15日が第1刷発行で非常に新しい本です。
岡田紀子氏は1939年生まれで東京都立大学名誉教授です。 ハイデガーの研究者としても知られ、ハイデガー関係の著作も多い。
以下引用
序論
この国―だけではなさそうだがーを覆う混迷と息苦しさは 今日誰もが感じずには済むまい。そこへ2011年3・11の 東日本大震災と原発事故は私たち自らの存在の基盤の危うさを 突きつけた。日々の暮らしに追われるせいか、 シニシズムのせいなのかは別としても、 この事態に向き合わずに自らの存在の基盤の危うさはもはや許されない。
この国に生まれ育ち、哲学といったものに携わってすでに 老齢の私だが,のんきすぎたという自責の念とともに 遅れ馳せながら問題の所在を確かめなければならないという 思いが湧きあがった。出口など容易に見つかりはしないだろうが、 不分明のなかで立ち往生する私たちの生を考えることを放棄できない。
この解明には何が必要とされるのか。生きずらいと感じる現実 (政治によって強く刻印されている)の精査が なされなければならない。そこで私は、日本の共同存在の在り方、 その政(まつりごと)・統治・政治と呼ばれる側面を対象とする 丸山真男の考察をひもとき、現代における人間と共同存在の問題を 改めて考えてみることにした。
丸山は私たちの日々の具体的な諸問題に接近する探求の場所である。 そして解明の手引きが、私が長年研究してきたハイデガーの 哲学である。つまりハイデガーによる人間存在についての 基本的洞察を頼りに丸山思想の解明に乗り出そうというのである。
(以下略)


岡田紀子氏の心意気が感じられる文章と思います。 これから難解なハイデガーの哲学を辿りながら、読み進み、 自分自身が理解し判断して行くことだと考えます。

最近、日本劣化論 笠井潔・白井聡 や永続敗戦論 白井聡  や日本人の戦争 河原宏   8.15と3・11 戦後史の死角 笠井潔などが 戦後史を論じていますが、これらも鋭い切口から 現在の混迷と閉塞感に対する打開に向けての メッセージを発していると思います。

Posted by ゆう東洋医学研究所 at 11:02 | 読書のすすめ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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