アメリカ政府高官 ヨーロッパへの渡航制限検討 [2020年03月12日(Thu)]
アメリカがヨーロッパへの渡航制限の検討に入った。人的物的の流通が制限されると、経済的影響は計り知れない。 アメリカ本土でも感染者が1000人を超えたと報道されているが、アメリカでは検査を受けない。受けられない患者が多数にのぼるので、実質的にはおそらくもっと広まっているだろう。 アメリカは国民皆保険制度がないので、無保険の人々が6000万人以上といわれている。 またアメリカの医療費は高く、ちょっと診察を受けただけで100万円前後請求されるということもあるという。 データ アメリカCNN 2020.3.12 (CNN) 米国土安全保障省のケン・クッチネリ副長官代行は11日、新型コロナウイルス感染が拡大している欧州への渡航制限を検討していることを明らかにした。 クッチネリ氏は米議会の公聴会で、欧州の状況について「国務省やCDC(米疾病対策センター)が警戒を強めている。 まだ法的権限を行使して渡航を禁止するレベルではない。だがそれについて検討している」と語った。 欧州は、欧州連合(EU)加盟国間の自由な移動を認めるシェンゲン圏のために「特異な問題」があるとクッチネリ氏は述べ、検討すべき国は29カ国あると言い添えた。 イタリアでは11日午後の時点で新型コロナウイルスによって800人以上が死亡し、1万2000人以上の感染が確認されている。症例数は11日だけで2300人増えた。 米当局者によると、トランプ米大統領の補佐官は11日にホワイトハウスで開いた会合で、欧州に対する新たな渡航制限について協議した。 米政権は、欧州を今回のパンデミックの新たな中心地とみなして対応を検討している。 |