日ロ平和交渉は頓挫することになる。国境が画定していないのは、ロシアにとって日本とだけである。プーチン氏は中国をはじめとして国境を接する国々と領土問題を解決してきた。
残っているのは日本とだけである。
日本との国境が画定しないことは、ロシアにとって極東地区が不安定なままになるということを意味する。
アメリカがアジアから引いていくという時期を見計らっての憲法改正ということなのであろうか。露西亜にとって日米安保条約はやはり大きなネックなのであろう。
データ
露西亜・スプートニク2020年03月10日 21:35短縮 URL
筆者 : アンドレイ イルヤシェンコ
3月3日、プーチン大統領による憲法改正案の内容が明らかになった。
そこには領土の割譲禁止が含まれており、この点で露日の平和条約交渉に触れるものだ。しかし、様々なことを考慮すれば、日露の対話はそれでも続くだろう。
国家建設委員会は3日、議会に対し、プーチン大統領によって提案された憲法改正案の中の、領土割譲につながるような動きを禁止することを含む、国家の領土的一体性を支持するように呼びかけた。