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イギリスがEUから離脱した理由は何か [2016年07月15日(Fri)]
イギリスがEUから離脱した理由は何か
イギリスはご存知のように、階級社会が残り、上流、中流、下流と3層に分かれている社会である。そして、その階級間では習慣、言葉使い、発音なども微妙に違いがある社会構造であることにその特徴がある。
今回は移民の問題がEUからの離脱の最も大きいファクターとなったと伝えられている。シリア難民などの問題もあるが、基本的にはEUに加盟している国は自由にピザなしで移動できることになっている。
それゆえ、ブルガリヤ、ルーマニアなどの人は、月収5万円くらいしかないのであるが、イギリスは最低賃金でも25万円・月あるので、それらの国から年間18万人もの人がイギリスを目指し移住してくる。EUに加入しているとそれを拒むことができないのでイギリス市民の不満が高まった結果がEUからの離脱である。
これらのEU内部からの移民が多くなる結果、市民生活が圧迫されてきた。“病院、電車が混む、学校の教室が足りなくなる。英語を話せない児童が多いので授業が成り立たなくなる”といった問題である。そして地方の自治体が資金的にも耐えられなくなった。人口増加で“不動産が高騰し、家を買えなくなる”、といった、市民の目に見えるところで不便が顕在化したというところが最も大きな要因であろう。
イギリスは、消費税17・5%であるが福祉政策が充実しているので福祉国家と言える。
たとえば、市民の医療費、学費はタダである。無料である。これは税金を払っていなくても適用される。旅行者が病気になり医療にかかればこれも無料である。
食料品は非課税である。15歳以下の子供の衣服、遊具(一部課税)も非課税である。
また、子供手当てもあるそうだ。
福祉政策の財源は所得税と事業主が負担する医療保険料などが77%負担し、消費税は12%の負担となっている。社会保障は消費税でまかなわれているわけではないのである。
この医療費が無料というのはすばらしい。日本は医療費の負担が増加しているが、日本に比べると天国である。また食料品は消費税が非課税である。消費税率17・5%は高いが、食料品が除かれているのは、低所得者にとっては救いとなる。
小生の友人が、イギリスに住んでいたが、日本よりイギリスのほうが住みやすいといっていた。また、森林というかみどりが多いのもいいと語っていた。だが、階級社会である。
できることなら日本から移民したいほどである。但し、今まではEUからの移民が多いため,EU以外からの移民を厳しく制限していたから当分難しいかもしれない。
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 16:58 | 福祉・介護 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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