中国にとっても、4月は新型肺炎に対する対策で日本訪問ができる余地はない。中国本土で拡大している新型肺炎を抑え込むことが優先されている。
中国では検査機関が足りず、発表されているデータは検査機関からの報告にもつずくものであり、検査を受けることのできない患者は、発表された数字の10倍くらいになるともいわれている。
事態はかなり深刻な状態とみておくべきであろう。
データ
露西亜・スプートニク2020年03月02日 07:15
日本と中国両政府は4月で調整している習近平・中国国家主席の国賓来日を延期する方向で検討に入った。
複数の日本政府筋が1日、明らかにした。両国で肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が拡大し、互いに抑止対策を優先させる必要があるとの判断に傾いた。
延期した場合の新たな日程は未定。政府内では、東京五輪・パラリンピック後の秋以降になるとの観測が出ている。
安倍政権幹部は「4月の習氏来日は難しくなった」と言明した。
来日を巡り日本では、保守層を中心に反対論が強まっている。政府が新型肺炎対策に追われていることもあり、安倍首相周辺では先送りに期待する声が大勢を占める。
