日産幹部 ルノーとの提携解消に向け計画急ぐ [2020年01月15日(Wed)]
ルノーとの提携は解消したほうがよい。2社間の連携がうまくいかなければ、協業の成果など望みえないからである。
ルノーは日産からの配当金に期待が大きかったであろうが、日産の業績が低迷すればそのメリットもなくなる。 コストカッターといわれたゴーン容疑者は、日産の足腰を弱くしたといわれている。国内の系列協力会社をカットしてルノーの系列会社の部品を多用したことが、コストダウンにはなったが、一方でルノーは小型車が主流でそこにあった部品を仕様としたことであるそうだ。 ルノーの小型車は軽自動車の毛が生えたくらいのサイズで、日産の中型車、高級車には合わなかったようで、それらの部品使用が日産の足腰を弱くして、高級感をそこねているとのこと。 そのつけが現在回ってきて業績不振につながっているようだ。 日産自動車は三菱との提携に加え、マツダ、ホンダとの提携を考え、4社連合が一番強力になるであろう。マツダもホンダも独自の分野で強みを持っている企業であるから。 データ 露西亜・スプートニク2020年01月13日 14:59 日産自動車幹部は、日産元会長カルロス・ゴーン氏の問題が長引くことによる「ルノー日産三菱」連合への影響を考慮し、三社提携を解消する極秘計画の作成を急いでいる。フィナンシャルタイムズ紙が伝えている。 同紙によると、日産自動車は製造部門およびエンジニアリング部門での協業を停止し、また日産の取締役会の構成を変更する予定だという。 しかしルノーのジャン・ドミニク・スナール会長は三社間のパートナーシップの維持を望んでいるという。 それに加え、日産の内田誠・新社長兼CEOは新プロジェクト開始に関しスノール会長と現在も緊密に協力しているとみられている。 また同紙では、この三社関係が終わりを迎えた場合、各社は競合相手に立ち向かうために新たなパートナー探しをしなければならないとも指摘されている。 |