フクシマ原発事故関連 マーシャル諸島の放射線量、今も福島より高く 60年前の核実験で残留 [2019年07月19日(Fri)]
アメリカのCNNの報道であるが,福島原発事故の放射線量の問題が引き合いに出されている。
アメリカでは、改めてフクシマの東電第一原発の事故が思い出されてくることになる。 フクシマの原発事故による放射性物質の問題は現在も要注意である。 日本列島で地震が多発していること、福島沖も例外ではないこと、再度の大津波の発生のリスクを心しておかねばならない。 データ アメリカ CNN 2019.07.18 60年前の核実験で生じた放射性物質が、現在も高い濃度で残存しているとい (CNN) 冷戦時代に米国が核実験を行った太平洋のマーシャル諸島では、原発事故が起きたチェルノブイリや福島よりも放射線量が高い場所があるという調査結果を、米コロンビア大の研究チームが発表した。 米政府は1946〜58年にかけ、マーシャル諸島の小さな島々で67回の核実験を行った。 米政府は島の全住民を強制的に移住させ、この時の被爆が原因でがんなどの疾患を発症した人たちもいる。 研究チームがこうした島々の土壌を検査したところ、マーシャル諸島の北側にある4つの環礁では依然として異常に高い値の放射性物質が検出された。 中には1986年に爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発周辺や、2011年に原発事故が起きた福島の現場周辺に比べて、放射線量が1000倍以上に達している場所もあった。 土壌サンプルの分析調査では、この4つの環礁の11島で、アメリシウム241、セシウム137、プルトニウム238、プルトニウム239、240の濃度が高いことが分かった。 中でも米国最大の水爆実験が行われたビキニ環礁は放射線の濃度が最も高かった。今もビキニ島は居住できる状況ではないと研究チームは指摘する。 |