北朝鮮は、中国に経済支援を強固に求めていると思われる。
中国は非公式という形にしろ北朝鮮を支援するに、その前の布石として中国からアメリカに制裁を緩和することを要求したということであろう。
アメリカによる経済制裁はかなりその実効性が出てきているという証左である。
アメリカと北朝鮮とは交渉の継続で合意しているので、政治的決着が年内に可能となるかも知れない。

データ
Sputnik 2019年07月13日 07:41
中国外務省は12日、6月末の米中首脳会談で北朝鮮問題を巡り米側に柔軟な対応を求め、制裁を緩和するよう要請していたことを明らかにした。
米中次官級協議 朝鮮半島情勢で連携強化
中国外務省の耿爽報道官は12日、「習主席はトランプ大統領との会談で、朝鮮半島問題に関する中国の原則的立場を説明し、米国に対し、将来的な制裁緩和など、柔軟さを示し北朝鮮と歩み寄るよう要請した」と述べた。
今年2月にハノイで開催された米朝首脳会談は物別れに終わった。
トランプ大統領は、北朝鮮が制裁解除を要求したことを理由に上げており、その後、双方の溝が埋まりつつある兆候は確認されれていない。
トランプ大統領は、大阪で習主席と会談した翌日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と南北の非武装地帯で3回目の首脳会談を行い、核問題を巡る協議再開で合意。
ポンペオ米国務長官は、協議再開が7月中になる可能性が高いとの見方を示していた。
