通信ソフトのアメリカの制限処置により、中国は自主開発と、ロシアの通信社との提携に踏み切るものと思われる。
通信ソフトの分野でも露中の提携が強化されて、アメリカと露中との対決という構図がはっきりとしてきた。

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スプートニク日本2019年06月11日 18:37
米国の制限措置の対象となり、AndroidのOSアップデートへのアクセスを失った中国通信機器大手華為技術(ファーウェイ)は、AndroidをロシアのOSに置き換える可能性がある。The Bellが、消息筋の情報をもとに伝えた。
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ファーウェイのスマートフォンには、ロシアの通信大手ロステレコムがフィンランドのOS「Sailfish」をベースに開発する「Aurora」が搭載される可能性があるという。
Sailfishは、Linuxカーネルをベースにしており、Androidアプリケーションをサポートしている。
消息筋によると、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム開催前に、ファーウェイの郭平輪番会長が、ロシアのコンスタンチン・ノスコフ・デジタル発展・通信・マスコミ相と「Aurora」への置き換えの可能性について話し合った。
また別の消息筋は、プーチン大統領と習国家主席の会談でも同テーマが取り上げられたと主張している。
ロステレコムは、同社のモバイルOS「Aurora」をファーウェイの端末で使用するという提案については知らなかったと伝えたが、ファーウェイとの協力には喜びを表した。