アメリカの著名投資家ウォーレン・バフェット氏の予言は的中するか。米中貿易戦争は世界経済に対する影響が多大である。
但し、トランプ氏は不動産業の恫喝セールスを得意としているので、その一環で中国に吹っかけているという見方もある。
米中の交渉事なのでそれぞれが自分のカードを切って、交渉を有利にしようとしているのであるがこじれたら、米中の経済にとって悲惨な状況となろう。
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Reuters 2019/5/7
[6日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は6日、米中貿易戦争は「世界全体への悪影響」との認識を示した。
トランプ米大統領が前日、対中貿易関税を引き上げる方針を示したことを受け、米中通商交渉を巡る不透明感が深まり、世界の主要株価は軒並み下落した。
バフェット氏はCNBCとのインタビューで、株価動向は当然の反応とし、「貿易戦争に突入すれば、世界全体に悪影響をもたらす」と語った。
その上で、全面的な貿易戦争となる公算は小さいとしつつも、同氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)が「保有するすべての資産への悪影響になり得る」と述べた。
実際、保有するBNSF(バーリントン・ノーザン・サンタフェ)鉄道はすでに、貿易摩擦の影響を被っているとした。
同時に、投資家が米中関連のニュースを踏まえ、株を売ることは「ばかげている」と指摘。バークシャーが米中問題を受けて、投資戦略を変更することはないと強調した。
トランプ大統領はこの日、ツイッターへの投稿で、米国は中国との貿易で数十億ドルの損失を被っているとして、中国の貿易慣行を改めて批判した。
前日には、2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10日から現在の10%から25%に引き上げると表明。
また、現在関税を課していない3250億ドル相当の中国製品についても、「近く」25%の関税を発動する考えを示した。
